校長室通信

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2022/09/01

【校長室通信】すべては聴くことから始まる。(9/1)

| by 制作担当
 今日から2学期が始まりました。
 とても強い台風11号の接近もあり、ムシムシとしていますね。
 
始業式は、「爽やかな晴天の中、秋の訪れを感じながら…」とは、ならなかったのが残念ですが、それでも夏の盛りほどは暑くはなく、子どもたちの元気な顔をみることができ、校長としてとても嬉しく思いました。

 さて、今日は、私がとある中学校に勤めていた若い頃の失敗談を聞いてください。
 ある朝、学級の生徒がガラスを割ったと数人で伝えに来たことがありました。
 私が「また、騒いどったんやろう。おまえが割ったんか?」と先頭の生徒に聞くと、「違います。僕です。」と別の子が答えました。そのとき、私から初めに「おまえか?」と言われた生徒は、憮然とした顔をしていて、その後も人間関係が、なかなかスムーズに結ぶことが難しかったことを覚えています。
 その後、先輩教師から「子どもがガラスを割ったと言ってきたら、まず『けがは、なかったか。』『正直に言ってきて偉いぞ。』と聞き、それから、『どうして割ったんだ。誰が割ったんだ?』と聞くものだ。」と教えられました。この失敗をするまでは、思いつきで生徒の話を聞いていたように思います。このように子どもの話を聞くときには、いくつものセオリーがあるのです。
 そのセオリーとは?
 ①聞き手に徹すること。
 私たちは、子どもの話を聞きながら、ついつい口を挟んでしまうことが多いものです。私も以前は、そんな癖があったように思います。悪気は、ないのですが、大人はつい余分に一言言ってしまう傾向があります。やはり話をするときの基本は、傾聴の姿勢だと思います。まずは、じっと我慢して聞き役に徹することが大切ですね。
 ②話しやすいように聞くこと。
 顔を机やテレビ、スマホに向けたまま、耳だけで子どもの話を聞かないように心がけたいものです。やはり話を聞くときは、まっすぐに子どもと向き合って聞くことが大切ですね。また、子どもが話しやすいように「なるほど」「すごいな」「おもしろそうだ」と相づちを打ちながら聞くと良いようです。共感の姿勢がポイントです。
 ③感情を受け止めること。
 周りから慕われている人を見ていると、相手の気持ちや感情を上手に受け止めている人が多いように思います。例えば、子どもが「お腹が痛い。」と言ってきたら「痛いんやな。」「試合に負けて悔しかった。」と言ったら「それは悔しいなあ。」と返すような人です。これを「また食べ過ぎたんやろ!」「おまえが練習せんからや!」と返しては、感情を受け止めたことにはならないでしょう。相手の言葉を繰り返して、その感情を受け止めるようにすることが大切です。※「オウム返しを制する者は、カウンセリングを制する。」という言葉もあるようです…。
 ④次の行動を相手が自分で決めることができるように聞く。
 私たちは、相手の話を聞いた後、「次は、こうした方が良い。」と言い過ぎては、いないでしょうか。例えば、問題を起こした子に「君の反省の気持ちはよくわかった。では、これからどうするのかな?」と子ども自身が次にどう行動を改めるか考え、決意するように話を聞くと良いようです。そして、「先生も君の決意を応援します。しっかりやっていこう。」と励ますと子どもも元気が出るようです。

 いかがでしょうか?みなさまが子どもと話をされるときのご参考に少しでもなれば幸いです。

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