「令和3年度スタート」
桜の開花が例年より早く、入学式に満開のピークがずれてしまいましたが、千種中学校に13名の新入生が入学してきました。全校生48名で令和3年度のスタートです。
さて、私は入学式で、新入生に次の2つの事について話しました。
1つ目は、「今日は生まれ変われる日」という話です。人生には節目というものがあって、今日はその節目の日です。昨日までの嫌な自分を全て忘れて出直すことのできる日。新しい気持ちで中学校生活を始めましょう。
2つ目は、「出会い」という「縁」を大切にしてほしいという話です。
ある人の言葉に、「すべては、一匹のネズミとの出会いから始まった。」というものがあります。これはディズニーランドを作った、ウォルト・ディズニーの言葉です。若きディズニーと、一匹のネズミとの出会いが、ディズニーの人生そのものを変えていくのです。そして、ミッキーマウスという、愛くるしいキャラクターが生まれました。
出会いとは、何も人間だけとは限りません。一匹のネズミでもいいのです。一冊の本でもいいのです。出会いには夢と希望が宿っています。
どうか今日の出会いを大切にし、嫌だった自分を全て忘れて「生まれ変わって」中学校生活を始めてほしいと思います。
という内容です。
「今日は生まれわれる日」というのは、私が教諭時代に、ある校長先生が入学式で言われた言葉です。その入学式の式辞を聞きながら、私はまさしくその通りと思い、こういう節目で「気分新たに頑張ろう」と自分自身が思ったことを思い出しました。だからこの大きな節目である入学式で新入生に伝えたかったのです。
その校長先生は千種町在住で、今も元気に活躍されておられます。
何はともあれ、令和3年度がスタートしました。新しい職員も加わりました。千種中学校職員一同精一杯頑張ります。いたらない点があろうかと思いますが、学校、家庭、地域が一体となって、千種中学校の生徒が「のびのび」と育つよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和3年4月12日
校長 福 本 朗