【 校区の概要 】
本校は、兵庫県中西部の宍粟市北部に位置する。校区は南北約30㎞に及び、国道29号線に沿って、集落が点在している。学校周辺は、波賀市民局、金融機関、波賀城史跡公園、スポーツ公園等があり、地域の中心地となっている。また、校区には、スキー場、音水湖、原不動滝、赤西渓谷等があり、自然の景観に恵まれている。
中国山地の中にある本校区は、日本海式気候の影響が強く寒冷多雨・多湿型で日照時間も短く、12月初旬に初雪を見ることがある。特に、校区の北部は降雪量が多く、積雪が1mを超すことがある。さらに、校区が広いため、スクールバスによる通学を行っている児童もいる。
校区は、戸数約1,400戸足らず、人口3,400人足らずで、少子高齢化が進んでいる。住民は、誠実穏健で人情に厚く、温かい人間関係で結ばれている。学校教育に対しても、大変協力的であり、「地域とともにある学校」となっている。
【 児童の実態 】
美しい自然環境と温かい人間関係の中で育まれ、児童は明るく素直に育っている。波賀っ子5つの「あ」い言葉(「あいさつ」「ありがとう」「あんぜん」「あたま」「あそび」)を意識して学校生活を送っており、思いやりの心を持って、互いに協力し合っている。一方、他者とコミュニケーションをとるのが苦手であったり、自尊感情が低く自分の思いを表現することが不得意であったりする児童も少し見られる。
基本的生活習慣や学習習慣の確立を図るために家庭との連携を進めている。また、学力の把握に基づく、指導方法の工夫・改善に取り組み、少人数指導等きめ細かな指導の充実を進めている。そして、地域との連携を図り、地域資源を生かす教育活動を推進したり、ふるさと学習を充実させたりする中で、ふるさとを愛し、自分を磨き、自立して未来に挑戦する態度の育成を図っている。