校長室通信

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2019/06/03

トライやる・ウィーク スタート

| by 校長

                     トライやる・ウィーク スタート
                                                                 令和元年6月3日(月)
                                                       校長  浅 田  卓


 梅雨入り前の、非常に爽やかな日々が続いています。
 6月に入り、生徒たちも学校生活が軌道に乗り、授業や部活動に落ち着いて取り組めている毎日です。
  さて、今年もトライやる・ウィークの時期を迎えました。今年は2年生の29名が、10カ所の事業所に分かれ活動をします。事業所の皆様には、本当にお忙しい中、中学生のために時間を割いてくださり、お世話になりますことを、深く感謝いたします。
  この取組も平成10年に始まって以来、22年目を迎えました。兵庫県の中学2年生が一斉に学校を離れ、5日間の社会体験をするという、国内でも画期的な取組であり、開始以来その成果が認められ、他府県でも同じような取組が展開されています。
  ひとことに22年といいましても、その間に生徒たちの生活はかなり変わってきました。当初は、パソコンも携帯電話も今ほど普及はしていませんでした。でも、中学2年生の時期にもっと現実の世界を体験し、肌で感じるモノを身につけさせるということが当初のねらいだったと記憶しています。もちろん今も、その目的は変わっていませんが、家での生活はこの20年で激変しました。パソコンは普及し、ほとんどのモノはデジタル化され、携帯電話はスマホとなり、知りたいことは瞬時で知ることができるようになりました。20年前なら何時間もかかって調べていたことが、一瞬で苦労なくわかるわけです。昔を知っている人にとっては便利な世の中になったと感じますが、生まれたときからスマホがある世代にとっては至って当たり前のことであり、更に高速で、容量の多い便利さを求めるようになっていくのかと思うと、少し恐ろしいような気もします。
  さて、そんな中でのこのトライやる・ウィークは生徒たちにはどんな影響を与えてくれるでしょうか。5日間といえども、プレ社会人として活動します。暑い中、そうじをしたり、プールをみがいたり、小さい子と遊んだり、グローブをつくったり・・・。そこには瞬時に解決してくれるモノはありません。むしろ、やってもやってもうまくいかないことであったり、先が見えないような苦労を感じたりすることでしょう。でも、ある意味、そういうことを現実の困難として感じてくれる方がありがたいです。なぜならそういった困難に出会うからこそ、どうしたらもっと要領よく作業ができるか、どうしたら小さい子の気持ちを引きつけられるのか、どうしたらこの道具をもっとうまく使いこなせられるのか等、考えることが必要であると気づくからです。問題を解決する努力をする、それこそが仕事を経験する意義であると思います。是非2年生のみんなには、額に汗をかき、うまくいかなくて困り、時には叱ってもらいながら、トライやるだからこそできる経験をしてほしいと願っています。そして、この活動を終えた後に、ものの見方が変わったり、人の気持ちがわかったりする、一回り大きくなった2年生の姿を目にすることを楽しみにしています。頑張れ2年生!


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