神無月に向かって
9月3日(月)にスタートした2学期ですが、あっという間にひと月が過ぎようとしています。9月は、16日(日)に小中合同運動会が開催されました。ご来場いただいた保護者の皆様、地域の皆様には心より感謝申し上げます。当日は、素晴らしい秋空の下で開会式がスタートし、すべてのプログラムを無事に行うことができました。ただ、その日に至までは台風や秋雨前線の影響で雨の日が多く、練習や準備が思うようにいきませんでした。また、当日も途中放送設備の不調などで、少しプログラム順を変更するなどバタバタとしました。しかし、そのような状況でしたが、生徒たちは毎日の練習を「響く大地~全力でゴールまで~」のスローガンのもと集中して行い、本番も素晴らしい集中力で演技を披露してくれました。改めて本校の生徒たちの頑張りに胸が熱くなった次第です。
さて、そんな9月もあと数日で終わり10月となります。10月は神無月(かんなづき)と呼ばれます。この語源については諸説あるようですが、10月は全国で五穀豊穣を祝うお祭りが多くあり、「神を祭る月」という意味で「神の月」つまり「神無月」とされたという説が有力とのことです。つまり「無」は「水無月」と同じく「の」を意味する言葉「な」であるそうです。ただ、私は昔から10月は全国の神様が出雲国(現在の島根県)の出雲大社に集まることから「神無月」となり、そのため出雲(島根県)の方では、10月を「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれると教わっていたのでそれを信じていましたが、それは根拠のない俗説だそうです。また、その他の説では、雷の鳴らない月なので「雷無月(かみなしづき)」が転じたとする説や新説では酒を醸す月なので「醸成月(かみなしづき)」が転じたとする説もあるそうです。
そのような10月ですが、やはり1年でもっとも気候が安定し、過ごしやすい時期です。各地でお祭りやスポーツの秋・文化の秋にふさわしい各種大会や行事も催されます。本校でも部活動の新人戦やしそうバンドフェスタ、相撲大会等に生徒が参加し、夏からの練習の成果を発揮してくれることと思います。また、後半には中間テストが実施され、勉強面でもしっかりと取り組まなければいけません。生徒たちには、このような一つ一つの大会や行事に目標を持って取り組むことでさらに成長していってほしいと願っています。そしてそんな生き生きと活動する北中生徒の姿をぜひ皆様にご覧いただけたらと思っています。
今後とも北中生徒の活動を温かく見守っていただき、ご支援・ご協力をよろしくお願いします。
平成30年9月27日
学校長 山 本 修 示