がらがらのバス
朝の立ち番をしていると、いつも7時40分頃に山崎行きのバスが2台通り過ぎていきます。普段なら高校生で満員なのですが、今日はがらがらでした。また、同時刻、逆向きに通過していくバスにも伊和高生の姿が見えません。
いつも見慣れている光景が変わると少し違和感があります。しかし、よく考えてみれば、先日高校入試が行われたため、その採点等で今日は学校が休みなのでしょう。高校生と中学3年生にとっては、次のことが気になりながらも少しホッとした時間を楽しむことができるのが、この一週間です。
ところで、高校は2月末に、中学校は3月10日卒業式が行われたため、それぞれの学校には1・2年生しかいません。1年で一番寂しい時期です。本校でも、ちょうど全校生徒で一杯になるコモンスペースが、この時期だけはスカスカに感じてしまいます。しかし、後1ヶ月もすると、どこの学校にも初々しい1年生が入学し、1年で一番活気に溢れる時期がやって来ます。おそらく在校生はその日を楽しみにしているでしょうし、先生方は新入生を迎え入れる準備に余念がないことと思います。そして、何より新入生自身が、最もその日を心待ちにしているのではないでしょうか。
がらがらのバスが高校生で満員になるとともに、市内小中学校の新入生が元気で登校し、すべての学校が活気づく日を楽しみにしています。
平成29年3月14日
学校長 長川 伸介
PS かつて卒業旅行というのは大学生の特権のように思っていましたが、今では高校生も当たり前のように旅行するということを聞きました。さらに、最近ではこの時期に、「USJ」に遊びに行く中学生もいるようです。時代が変わったと言えばそれまでですが、私が中学生の時は、卒業後にクラスの男子全員で野山をかけまわって遊んだことを思い出します。