校長室通信

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2020/12/21

【校長室通信】今年を振り返って

| by 校長

今年を振り返って

 

 気がつけば12月ももう終盤にさしかかりました。今日は冬至。あと4日で2学期も終了します。今年は、とにかく新型コロナウィルス感染拡大の影響で、全てが例年通りとは行かない1年でした。それに加えて、今までに無かったような課題(感染症対策等)もあり、とにかく振り回された感のある1年だったと思います。学校生活も大きく変化しました。毎朝の体温チェック、マスク着用・手指消毒や手洗いの徹底、前を向いて会話無しの給食、放課後の校内消毒等、本当に今までにはなかった状態が続きました。(といってもまだまだ今後も続くと思われますが・・・1日も早い解消を願うばかりです。)

 ところで、先日「今年の漢字」が発表されました。これは、毎年日本漢字能力検定協会が公募して、1番多かった漢字を「今年の漢字」として発表するものですが、今年はご存じの通り『密』でした。かなりの方が予想した通りかと思いますが、本当に「密集」、「密接」、「密閉」の『三密』という言葉は、この1年否が応でも耳に入りました。おそらく皆さんも同じ経験をされたことでしょう。とにかく『密』を避けることに腐心した毎日だったように感じます。ただ、今思うことは『密』を避けることをめざした毎日を過ごすことで、『密』の大切さを改めて知ることができたように感じます。毎日何気なく会話していたことができにくくなったこと。大きな声で返事をしたり、挨拶ができにくくなったりしたこと。人に近づいたり、接したりしにくくなったこと。大人数で集まって団結したり、校歌熱唱ができにくくなったりしたことなど、そんな日々を通じて何かもの悲しさ、寂しさを感じたのは私だけでしょうか。『密』という漢字の対義語は『粗』とか『疎』と言われます。『粗』は「あらい」とか「おおざっぱ」とかの意味があります。『疎』には「うとい」とか「親しくない」「おろそか」「なおざり」などの意味があります。今回『密』を避けるために、どうしても人と人との関係が「あらく」なったり「おおざっぱ」や「うとく」なったり、「おろそか」になったりしたのではないでしょうか。そのために、学校全体や社会全体が寂しく満ち足りない感じになっているのではないかと思うのです。私は、できるだけそういったことを避けるために、感染症対策はしっかりしながらできる方法を考えて、様々な行事や学習はしていきたいと考えています。2学期もそういった思いで取り組んできました。今後も『三密』は避けながらも『心の密』は保ち続けられるように、全職員で考え、協力しながら取り組んできたいと考えています。

 今後とも、一宮南中学校への変わらぬご支援とご協力をよろしくお願いします。

              
                               
令和2年12月21日

                                 学校長 山 本 修 示

14:56
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