Home > 校長挨拶> 校長室通信 

 校長室通信

.
12345
2019/11/01

人は三つのことから学ぶ

| by 校長

人は三つのことから学ぶ

 

 出口治明さんは、「人は三つのことから学ぶ」という話をよくされているそうです。出口さんは、日本生命に長く勤務されたあと、60歳で現在のライフネット生命を起業され、軌道にのせた後、70歳から立命館アジア太平洋大学学長をされているというユニークな経歴をもった方です。かような出口さんがおっしゃる「三つのこと」とは一体何でしょう。出口さんのインタビュー記事から考えてみましょう。

 「同じ出版社に、ABという編集者がいます。Aは定時に出勤し、夜遅くまで仕事に励んでいます。昼食も仕事をしながら摂っています。しかし、いい本を生み出すことができません。Bは、朝ゆっくり出勤し、すぐに喫茶店に行き誰かと話し、夜は定時を過ぎれば飲みに行きますが、たくさんの人に会ってアイデアをもらっているので、ベストセラーを年に3回くらい出しています。」 また、「仕事を早く終えて、人に会ったり、本を読んだり、ときには旅をしたりと、脳に刺激を与えないと、画期的なアイデアは生まれないでしょう。」と述べています。「三つのこと」とは、「人・本・旅」なのです。

 「人から学ぶ」とは、職場の方から学ぶこともありますが、職場の外の人との学びも大切だということです。

 「本から学ぶ」とは、過去の反省や歴史上の失敗などを学ぶのに非常に豊富な情報が詰まっているからです。

 「旅から学ぶ」とは、旅行で見聞を広めるということもですが、気になる現場に出かけていくことも大事だということも指しています。

 

 10月18日(金)~19日(土)に京都・奈良に出かけた修学旅行では、6年生はまさに上記の「三つのこと」から学びました。旅館の方やバス停の位置等を尋ねた方、インタビューした外国人の方等「人」とふれあい、訪れる所を「本」やインターネットで、そして班別行動をした京都市内の行程まで自分たちで調べ、そして、実際に実物を見て感動するという「旅」をしました。この経験はかけがえのないものとなったことでしょう。乗り継ぎのバスの時刻が合わず長い距離を歩いたことも、路線バスの中で忘れ物をしてしまったので、班のみんなでバスの車庫に受け取りに行ったこと等もいい思い出になりそうです。私も6年生の児童と一緒に「旅」ができたことを大変嬉しく思っています。でも、私は普段の生活で、果たしてこの「三つのこと」から学んでいるでしょうか。忙しさを理由にせっかくの機会や時間を無駄にし、学びが貧しくなっていないでしょうか。出口さんのおっしゃる「三つのこと」から、視野を広げ、思考を深めて、人生も仕事も豊かにしていかなければならないと心を改めました。

 

                          令和元年11月1日

                          校 長  藤井司郎


09:11
12345
PAGE TOP