校長室通信

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2021/09/16

【校長室通信】少しずつ秋が・・・

| by 校長


長雨の降るだけ降るや赤のまま     中村汀女


 「赤のまま」「赤のまんま」とは、タデ科の一年草で、山野や路傍に自生する。初秋、小粒の穂状の紫紅色の花を咲かせる。この粒状の花をしごき取り、赤飯にみたてて、ままごとに使って遊んだことから、「赤の飯(まんま)」とよばれる。
  この句では、秋の長雨にも負けずに庭の一角には、今日も紅鮮やかに赤のままが咲いていて元気付けられる、と作者は言っています。


また、こんな句も見つけました。
 子供だけ知る抜け道や赤のまま 岸 恒雄

 村の中を子どもが遊ぶ様子が目に浮かぶようです。最近は、子どもたちがゲームで遊ぶことが多くなり、里の中の畦道や山や川への向け道を走り回る様子はあまり見かけなくなりました。でもそんな道端に昔も今も「赤のまま」が咲いている。
 今でも、子どもだけが知る里の風景はあるのかな。


 
 少しずつ秋を感じる頃になりました。
 私は、子どもたちが季節を感じ、豊かな心を持って欲しいと願っています。秋の風景が子どもたちに教えてくれることはたくさんあるように思います。


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