「表現力」を鍛えよう
「『表現力』とは何か」と問われれば、何と答えればいいでしょうか。
辞書には次のように示されています。
「感情や思考などを伝達可能な形式に表す能力。特に、より効果的・印象的なものとしてそれを伝える能力」
つまり、自分の「思い」や「考え」を伝えたい相手に分かりやすく伝えることが「表現力」と定義されているのです。
去る11月23日(土)に開催した学習発表会では、子どもたちが「表現力」を高めた様子を見ていただけたのではないでしょうか。「大変良かった。」「感動して涙が出た。」等のご感想を多く賜りました。ご多用の中、お越しいただきました皆様方に厚くお礼申し上げます。
では、「伝えるべき相手・状況」に対して適切な表現をするためには、どのように「表現力」を鍛えていけばいいでしょうか。それには、次の4つのことが考えられます。
1 多くの語彙を身につける
⇒ 最も効率的なのは「読書」
2 自分の意見を多くもつ
⇒ 読んだり聞いたりしたことに対して、自分の意見をまとめる。
3 思ったことをしっかり口にする
⇒ 家族・友だちだけでなく、より多くの人と話す機会を作る。
4 文章を書く
⇒ 日記や作文を書くことによって、考えや思いを様々な表現で綴る。
どうやら「表現力」を身につける王道はないようです。日常的にこれらを実践しないことには「表現力」を向上させることはできません。この取組をさらに進め、新年度から実施される学習指導要領に示されている「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力」(学力の重要な三要素の一つ)の育成に努めていきます。
令和元年12月2日
校 長 藤井司郎