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校長室通信

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2023/04/17

【校長室通信②】「2016年4月16日 熊本地震」に思う

| by 校長
 7年前の2016年4月16日 熊本で震度7の地震が起きました。

 私事ですが・・・そのとき私の愚息が熊本(南阿蘇村)に住んでおりました。4月16日は私の連れ合い(子どもからいうと母親)の誕生日でしたので、16日になった瞬間、午前0時に電話をかけてきておりました。30分ほど話して電話を切ったようでした。「優しい子や。『母ちゃん、誕生日おめでとう』の電話やったわ」とうれしそうに私に話した連れ合い。しかし、その1時間後にあの地震が起こったのでした。連れ合いの1時間前のうれしそうな顔は一変し、「あの電話が最後になったら・・・」と泣き崩れておりました。私も、繋がらない携帯電話を抱え、一夜を過ごしました。明け方にやっと繋がったメールに「命があってよかった」の気持ちが湧き上がり、涙が止まりませんでした。ただ、次の瞬間には、子どもからの「(明るくなって周囲の様子がわかったのでしょう)あかん、全て(家、道路、畑)の原型がない」という内容のメールに、その被害の大きさを想像し、恐ろしさを感じたことを覚えています。朝一番で熊本に向かった車中で、「大丈夫や、命があったんや。がんばれ」と声ではなく、メールの文字でしか答えてやれないことに、もどかしさばかりが、大きくなっていきました。
 しかし、私が心配しかしてやれないその時、南阿蘇の地で友人や地域の方々と助け合い、命を守る行動を我が子たちはとっていたのでした。学生たちは協力して、がれきの中から人を救い出し、少しの食料を分け合い、(地震が起きる2,3日前阿蘇は大雪が降っり冬に逆戻りしたような気候だったそうですが)寒さに震える闇の中で背中同士をあわせて暖をとり・・・「命を守る」ことを第一に考えた心が震災直後の行動の全ての土台であったと後で話を聞いて分かりました。

 地震はいつ起こるかわかりません。おうちでも「家に大人がいないとき起こったら」「友だちに家に遊びに行った帰宅中に起こったら」「夜中に起こったら」など様々な場面を想定して、地震について話し合うことをお勧めます。
 よろしくお願いします。 
 城下小 和田

17:51
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