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2023/04/14

令和5年度の始めに

| by 制作担当
  
                                                                                                                                  校長 浅田 和典
 
 うららかな春の装いに包まれ、7日に13名の新入生を迎え入れることができました。そして、105名の児童と17名の職員とで新年度をスタートしました。入学式は、新年度からの新型コロナ対応の変更により、来賓の皆様へのご案内を増やし、マスクの着用を求めず、歌を歌うことを再開するなどして執り行いました。そして、新入生は、式辞や祝辞、6年生の歓迎の言葉を一生懸命集中して聞き、さらにその中の言葉にも反応して、立派な態度で小学校生活のスタートをきることができました。
 着任式・始業式及び入学式では、学校教育目標の「元気いっぱい、やさしさいっぱい、学びいっぱい、夢いっぱい」について、話をしました。

 「元気」には二つの意味があり、体が元気であるためにはしっかり食べて運動をすることが大切です。心が元気であるためには、周りの人の「やさしさ」が大切です。そして、「学び」は、先生と本やプリントを使って学んだり、学校の外に出かけてお話を聞いて考えたりすることです。最後の「夢」は、皆さんが大人になったときにやりたいことであり、そのためには毎日の生活の中で頑張り続けることが大切です。学校は、できなかったことをできるようにする、わからなかったことがわかるようにするところです。だから、わからないことを聞くことは、勇気のある素晴らしいことです。  

 ある教育者の言葉に、「こどもは、ほめられるために学校に来ている」「先生は、ほめるために学校に来ている」というものがあります。できなかったことをできるようにするために学校に来ている子どもたちに、できないことを責めるのは本末転倒です。今、知識偏重から意欲重視の授業や学校への変換が求められています。その意味でも、子どもたちが残した結果だけではなく、むしろ、前向きな姿勢や努力していることを認めるべきだと思います。上からほめるのではなく、横から認めるイメージで、学校や家庭、地域でも、子どもたちの「いいところ、がんばっているところ探し」をして、子どもたちの健やかな成長を共に支えていただきたいと考えています。
 そして、学校は、今年度も「新しい学校づくり」に挑戦していきます。学校の現状に満足することなく、教育的なニーズや環境の変化に対応するために、小さな変化を生み出し、積み重ねようとする教職員集団でありたいと思っています。また、新型コロナの5類への移行を受け、これまでの「交流の制限」を緩和し、人と人との交流を活発化し、併せて、失われた活動を単純に復活するだけではなく、総合的な活動の見直しにも取り組んでいきます。学校評議委員の皆様をはじめとした地域の方々の声に耳を傾け、積極的に目標の達成や課題の解決に取り組んでいきます。
 地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力、ならびにご助言を賜り、地域の宝である「神野っ子」を育んでいただきますようお願い申し上げ、年度初めのことばといたします。


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