「青梅雨」(あおつゆ)
・・・「梅雨の季節は、お日さまの見られない日も増えるけれど、雨を受けた木々は、はつらつとして葉の色を濃くさせる時期でもあります。青梅雨は、そうした木々の葉に降る雨をさす言葉」
近畿地方も梅雨入りをしたようです。
今日夕方、学校から周囲の山々をみていると、新緑に雨が降り注いでいました。そして、校庭の草花には水滴が付いては落ち、付いては落ちていました。じっと見ていると、鬱陶しい梅雨がどこか優しく美しい季節に思えました。
「青」とは日本古来の色名で、この「青」は今の青と緑が含まれています。新緑、若葉に降る雨こそが梅雨なのですね。
また、熟れる前の果物を「まだ青い」と言ったり、経験の浅い人を「青二才」と言ったりと「青」には『若い』『未熟な』という意味もあります。
梅雨は今から育とうとする若い草花にとっては優しくもあり、なくてはならない恵みの雨をもたらしてくれているのだと思います。
子どもたちにとって、少々鬱陶しい梅雨ですが、そんなふうに梅雨を思うと「雨の日もいいかな。」と少し気持ちが明るくなってきます。
子どもたちにも降る雨をそんな気持ちで見る時間を持ってほしいと思います。