私自身、反省したことを書きます。(先日、本校の職員にも話しました。)
5月、学校が新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休業だった頃の話です。
毎日のように、連れ合いが(息子の弁当を作るついでだからと)私にも弁当を作ってくれていました。毎日、家に帰ると私は連れ合いに「今日のお弁当おいしかったわ。」と決まり文句のように言っていました。
それから、1週間ほど経ったとき、仕事から戻った息子が「おかん、今日もお弁当、おいしかったわ。ありがとう。」と連れ合いにいっている場面に立ち会いました。(弁当の肉の大きさが私と息子では違うわけが分かったような気がしました。)
私の「今日のお弁当おいしかったわ。」には「ありがとう」が省略されていたのです。もちろん心の中では「いつもありがとう」と思っていますが、それでは、相手はうれしい気持ちになれないことがあります。言葉に出してこそ、こちらの気持ちが伝わり相手がより気持ちよくなるのですね。
誰かが何かをしてくれたら、それが当たり前のことであっても「ありがとう」の言葉を省略しないことが、『みんなが気持ちよく生きる社会』へとつながっていくのだと反省したできごとでした。