本校の児童玄関に、まど・みちおさんの「朝がくると」という詩を掲示しています。
本校の学校教育目標「自分のため みんなのため 学び 考え 挑戦する」にも通ずる内容であると考えています。
「朝がくると」
まど・みちお
朝がくると とび起きて
ぼくが作ったものでもない 水道で 顔をあらうと
ぼくが作ったものでもない
洋服を きて
ぼくが作ったものでもない
ごはんを むしゃむしゃたべる
それから ぼくが作ったものでもない
本やノートを
ぼくが作ったものでもない
ランドセルに つめて
せなかに しょって
さて ぼくが作ったものでもない
靴を はくと
たったか たったか でかけていく
ぼくが作ったものでもない
道路を
ぼくが作ったものでもない
学校へと
ああ なんのために
いまに おとなになったら
ぼくだって ぼくたって
なにかを 作ることが
できるように なるために
将来、子どもたちが、伸ばした力・付けた力を自分のため みんなのために発揮してくれることは私たち教師の願いであります。
また、この詩の最後の部分は、「何のために勉強するのか」という問いに私たち教師が持つべき答えの一つであると考えます。
本校の子どもたちが「いまに おとなになったら ぼくだって ぼくたって なにかを 作ることが できるように なるために」これからも本校の教育活動を進めていきます。