暦の上では秋となっていますが、真夏のように暑い日が続いています。
この暑さの中、子どもたちは夏休み短縮に伴い8月17日より2学期が始まりがんばっています。
さて、先週の土曜日に親戚から『ブドウ』が届きました。本格的に栽培しているわけではないので収穫が多い年だけ我が家に届くのです。
早速、味わうこととしました。素人栽培だからでしょうか、甘い粒、酸っぱい粒が入り混じっています。「これは甘いかな。」「いや、酸っぱかった!」などと一粒一粒の味にドキドキしながら食べました。
同じように世話をしていても一粒一粒の大きさや味が違うというあたり、「子どもたちと似ているな。」と思いながら気がつけば、一房をペロリと食べていました。
『葡萄食ふ 一語一語の 如くにて』(中村草田男)
中村草田男の言葉を一語一語味わい、かみ締めるかのように、ブドウの実を一粒一粒と食べる様子を詠んだ句です。私は、一語一語を味わう食べ方にはほど遠く、秋の贈り物をペロリと食べただけですが・・・。
暑さの中にも、田の稲穂が垂れ始め、夜には虫の声が聞こえる季節になっています。「暑い!」のは確かですが、そこまで来ている秋を見つけるのもいいと思います。