冴え返り冴え返りつつ春なかば 西山泊雲
「冴え返る・冴返る(さえかえる)」
立春を過ぎると春のような暖かさの日が何日か続くかと思うと、また大陸の高気圧が優勢になり寒さが戻ってくるときがあります。「冴え返る・冴返る」は、中国から伝わった「三寒四温」と似た季節の移り変わりを表す言葉ですが、『冴ゆ』には「刺すような寒さ」「しみ入るような寒さ」という意味がありますので、「冴え返る・冴返る」はそんな寒の戻りの中でも特別に寒さが厳しい日を思わせます。
冬の寒さと春の暖かさを幾度か繰り返し、春がやってきます。新型コロナウイルス感染症に様々な影響を受けた1年になりましたが、春はもうすぐそこまでやってきています。河東っ子にも春はもうすぐそこまで来ています。
河東っ子には、進級・進学に向けて自分を律する厳しさを持ち合わせながら、春を迎えてほしいものです。