校長室通信 No.49 2016 3.24 晶を求めてひたすら前進 宍粟市立山崎東中学校 小池 正明
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春風や闘志いだきて丘にたつ! 頑張れ東中 巻き起こせ東風 エイエイオー!!!
<春風や闘志いだきて丘に立つ> 私のお気に入りの高浜虚子の俳句です。
来し方行く末に思いを馳せながら、小高い丘からの眺望から生まれ、春風に育まれる思いは、未来に向けて心の中に沸き立つ闘志を胸に抱かせ、はるか前方に熱い思いを馳せているという凜とした雰囲気や姿を、この句から私は想起します。いよいよ第2の人生へのはじまりを目前に控え、つい自分自身の心情と重ねてしまいます。
38年前、宝塚市立高司中学校を初任としてはじまった教職員生活。家島町立男鹿(たんが)中学校(すでに廃校)、千種町立千種中学校、一宮町立一宮南中学校、山崎町立山崎南中学校、山崎町立(H18より宍粟市立)山崎東中学校、宍粟市立下三方小学校、宍粟市立山崎南中学校、宍粟市立下三方小学校(今春廃校)、そして、宍粟市立山崎東中学校。過ぎ去ってしまえばあっという間ですが、公私ともに決して平坦ではない紆余曲折の道であり感慨は深く胸を熱くします。
教職を天職と自認する私の心境は<この道のほかに我を生かす道なし 我この道をいく>(武者小路実篤)の詩のとおり、他に何の取り柄も特技もない私には、教える(教職)という生業に出会えたことは本当に幸せでした。そして、これまで教職生活38年間に、どれほどの人々と出会い、そして、どれほどの人々に助けられ支えられてきたことか、改めて振り返ってみると何と幸運な38年間であったことか。そして何より、この38年間の教職員生活を経て、ようやく一人前の人間になれたのかなと神妙な面持ちになると共に、心の底から「ありがとう」の感謝の気持ちがこみ上げてきます。
今平成28年3月、たどり着いた山崎東中学校でのこの出会いを一期一会として、28名の同僚の皆さんを、276名の生徒たちを、山崎東中学校での校長としての3年間のすべてを、いつまでもしっかりと心に刻みながら、心より「ありがとうございました」と皆さんにお伝えしたいです。
本当にお世話になりました。先生方、くれぐれも健康には留意され今後の一層のご活躍を心よりご祈念申し上げます。
そして最後に、頑張れ山崎東中学校 巻き起こせ東風 エイエイオー!!!
今年度最後の市校園所長会より
<西岡教育長より>
○お 礼 ・大きな事故もなく無事に平成27年度も閉じようとしています。ありがとうございました。新年度スムーズにスタートが切れるよう準備万端をお願いします。
○今年度 ・学校規模適正化により、三土中学校、野原小学校、道谷小学校が閉校し、新生「波賀小学校」が開校しました。幼保一元化により、千種幼稚園と杉の子保育園が一つになって「ちくさ杉の子こども園」が開園しました。
○新年度 ・下三方小学校、三方小学校、繁盛小学校が閉校し、一宮北中に併設して「一宮北小学校」が開校します。
・今年度4月1日より障害者差別解消法が施行されます。「合理的配慮及びその基礎となる環境整備」をお願いします。つらい思いをしている子どもがいるという認識は、教職員のまごころであるとも言えます。
○お願い ・広島県府中町中学3年生男子自殺事件より、引き継ぐべき情報を正確に伝えるなど情報管理の徹底をお願いします。
・年度末、幼から小へ、小から中へ、中から高へ、進級する際に、「サポートファイル」「小中連携シート」「中高連携シート」など特別な支援を要する子どもの情報について丁寧に引継を行い、安心できる子どもたちの進級を保障してください。
・また、指導要録の電子化に伴い、記録等の情報を正確に入力してください。
・学校サポートチーム、福井SV等を活用し、各校園所の課題解決を図ってください。