校長室通信

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2023/01/05

新年のあいさつ

| by 校長


 新年明けましておめでとうございます。
  本年もよろしくお願いします。

 令和五年が始まりました。それぞれのご家庭で、ご家族そろって和やかな新年を迎えられたことと、お喜び申し上げます。
 今年は、十干が「癸(みずのと)」、十二支が「卯(う)」の年にあたるので、干支は「 癸卯(みずのとう)」です。「癸」は雨や露、霧など、静かで温かい大地を潤す恵みの水を表しています。そして、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。「卯」は穏やかなうさぎの様子から安全、温和の意味があります。また、うさぎのように跳ね上がるという意味もあります。そのため「癸卯」のイメージは、「新しいことを始めるのに適していてる」や「これまでの努力が実を結ぶ」、「勢いよく成長し飛躍する」などと考えられています。そのような一年になることを心より願っています。
 
 ところで、昨年末に小中学生を対象とした今年度の「全国体力テスト」の結果が公表されました。「全国体力テスト」では、全国の小中学生を対象に、持久走や反復横跳びなど8種目の運動について測定しています。その体力合計点は、小中学生の男女とも新型コロナの感染が拡大した三年前から連続して下がっていて、今年度は2008年度の調査開始以来過去最低となりました。種目別では、持久力の低下が目立っているということです。また、肥満の割合も小中学生ともに増加していて、中学生の女子を除く、小学生男女、中学生男子は過去最高となりました。
 スポーツ庁は、コロナ禍で身体を動かす機会が減り、スマホやゲームなどスクリーンを見続ける時間が増えたことが肥満の増加や体力の低下につながっているのではないかと分析しています。 


 このような体力低下は子どもたちだけの課題ではありません。大人の運動不足はもっと深刻かもしれません。その影響もあって、コロナ禍以降全国的に登山やキャンプといったアウトドアスポーツの人口が増えていると聞きます。

 山に囲まれた宍粟市では、「宍粟50名山」が選定されており、たくさんの登山者たちに親しまれています。山崎東中校区にも、「長水山」「高取山」「宮山」「母栖山」「水剣山」があります。「長水山」と「高取山」は登ったことがあるのですが、晴れた日は瀬戸内海まで見渡せる気持ちのよい山です。空気の澄んだこの季節、親子で山に登ることをお薦めします。きっと運動不足が解消されストレスの発散になります。ふるさとの自然が体験できるし親子のふれあいの時間にもなります。

 「癸卯」の令和五年、うさぎのように元気に動ける体力を維持するためにも、「山登り」を始めてみるのはいかがでしょうか。 


15:10

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