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2019/11/28

晩秋に思う

| by 校長
晩秋に思う


 校長室の窓から見える山々も美しく色づき、秋本番から初冬を感じる季節になりました。平成31年で幕を開け、令和元年と年号の変わった節目の年もあと1ヶ月で終わりを迎えます。多くの学校行事があった2学期もいよいよ締めくくりとなります。令和2年の新年が気持ちよく迎えられるよう残り1ヶ月を頑張りたいと思っています。

 さて、この時期になると思い出すことですが、私が小学校の頃は、刈り入れの終わった田んぼには稲わらが塚上に重ねられて乾燥した状態のものが、どこの田んぼにもありました。今はコンバインで刈り取るときにわらも裁断されるので見ることがなくなりましたが、このわらの塚が当時の小学生の男子には最高の秘密基地だったのです。下から上手にわらを抜いていくと中に小学生が数名入れる空洞ができるわけです。北風が強くなり寒くなるこの時期、その中は最高に暖のとれる大人の目が届かない場所だったのです。
 学校から帰ると各家から「かき餅やあられ」などと各自の集めているビー玉やメンコを持ち寄り、とりとめのない話で盛り上がり日暮れまで遊んだのを思い出します。あるとき、その中でかき餅やあられを焼いて食べようということになり、火をつけたところ周りのわらに燃え移り、塚を一つまるまる燃やしてしまい近所の大人の人総出で消して、ものすごく怒られたことがありました。けれどもそれでその遊びが禁止されることはありませんでした。
 今考えるとなんということをしていたのか、そして大人たちもそんな悪ガキを厳しくもやさしい目で見守っていたのかと感心します。当時は、地域の目がいろんなところで地域の子を温かく見守り、時には厳しく叱り、子供が地域の力で育っていた時代だったように思います。
 今の子たちにこの話のような経験をさせることは当然無理なことであり、子供たちは、勉強・部活動等取り組むべきことがたくさんあります。また、子供の数も減り、ゲームも流行し、外で走り回る機会は減っていると思いますが、自分の育っている地域に愛着を持てるよういろいろな行事を通して地域とつながってくれたらなと思います。
 保護者・地域の皆様、山崎南中学校の生徒の健全育成に今後ともご協力をよろしくお願いします。

                                                         

令和元年11月28日
学校長 小林 琢哉



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