平成31年度の出発にあたって

 

満開の桜の花に春爛漫を感じるとともに、野山の草木も急ピッチで模様替えを急ぐ好季節になりました。また、平成が終わり、令和が始まるという時代の転換点を迎える中で、高揚感を感じる日々でもあります。

 

 保護者や地域の皆様には、いつも本校教育に対しまして、ご理解とご支援をいただいておりますこと、心よりお礼申し上げます。本年も、保護者の皆様、地域の皆様にご支援とご協力を得ながら学校運営に邁進する所存ですのでどうぞよろしくお願い申しあげます。

 

 さて、去る四月八日、好天に恵まれ、満開の桜の下、平成三十一年度入学式並びに始業式を行いました。新入生九十三名を迎え、本年度全校生二百六十八名と教職員三十二名で山崎西中学校がスタートし、十日が過ぎようとしています。平成三十一年度の出発にあたり、私は入学式並びに始業式の式辞で、生徒たちに次のような話をしました。

 

 【新入生に】

  いよいよ今日から中学校生活が始まります。おそらく期待と不安で胸が一杯のことでしょう。そんなみなさんに考えてもらいたいことが二つあります。

一つ目の質問です。

  中学校は、小学校と、どんなところが違うのでしょう。

  「制服があること」「教科の名前が変わったり、新しい教科が始まったりすること」「教科ごとに先生が変わること」「いろいろな部活動があること」などなど思いついたのではないでしょうか。

  でも本当は、今言ったような目に見えることばかりでなく、「中学校は、子どもから、大人へと成長するための、準備をするところである。」というのが一番の違いです。

  では、「子どもと大人の違い」とは何でしょう。

  それは、「自立」をしているか、していないかの違いです。

  「自立」とは、様々な場面で、今、自分にとって必要なことは何かに「気付き、考え、実行すること」ができることです。

  しかし、気付いたり、考えたりするためには、気付くための材料、考えるための材料が必要になります。この材料は、教科の学習で学ぶ知識であったり、だれもが安心して生活できるようにするための、人としての生き方の智恵であったりします。これらを蓄え学ぶところが中学校なのです。

  二つ目の質問です。

  学校で学ぶとはどういうことなのでしょう。

  学校で学ぶとは、「できないことをできるようにすること」「分からないことを分かるようにすること」「知らないことを知ること」です。

  学校での勉強は、必ずしも、自分の好きなこと、得意なことばかりではありません。自分が嫌いなことや不得意なことも勉強しなければなりません。そんなときにも、あきらめることなく、くじけることなく、努力を惜しまないでほしいと思います。

  電球や蓄音機の発明で有名な、トーマス・エジソンは、電球を発明したときの記者会見で、発明の秘訣について、「もう一度やってみることである」と語っています。

 この言葉を受け、「何回も何回も失敗を繰り返して、つらくなかったですか」という記者からの質問に、「私は一度も失敗したことはありません。この方法では電球が光らないという方法を、一万通り発見しただけです。」と答えています。そして、「成功する人とは、失敗しない人ではなく、成功するまで続けられる人である」と結んでいます。

  山崎西中学校の重点目標は「夢に向かって挑戦 ~七転八起(挑戦・挫折・成就)~」です。エジソンは、あきらめずできないことをできるようになるまでがんばり続ける大切さを説いているわけですが、皆さんも是非、夢を実現するまで挑戦し続けられる人としてこの山崎西中学校で学び続け、成長して下さい。

 

【二年生、三年生に】

 二年生、三年生の皆さん、進級おめでとうございます。いよいよ、今日から新しい学年の始まりです。

  私は、この山崎西中学校に赴任して以来、みんながしっかりと挨拶ができるところが誇りです。またそんな皆さんから元気をもらっています。  

 そんな、皆さんにお願いがあります。

  今日は始まりの日です。しかし、三年生には一年後、二年生には二年後に山崎西中での終わり、言い換えれば「ゴール」が待っていますがどうですか、皆さんにその「ゴール」の瞬間はイメージできているでしょうか? 自分自身で「山崎西中学校で、学んでよかった」と思え、保護者やお家の方々、先生方、後輩やみんなから「おめでとう」と祝福される自分自身の姿が思い浮かんでいますか? 私は、終わりは「ハッピーエンド」でなければならないと思っています。今日から一年生を迎え、ゴールの目標である「ハッピーエンド」に向けてみんなで力を合わせてがんばってやっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

 また、本年度の本校教育の重点目標を昨年度と同じく次のように掲げました。

【重点目標】

 

  ―『夢に向かって挑戦』~七転八起(挑戦・挫折・成就)~―

 

 価値観の多様化が進む現代社会において、生徒はややもすると夢や目標を見失いがちなっています。本学創学の精神(校訓)「三自三光」を基盤としながら、夢や目標に向かって、授業はもとより、学校行事や体験活動、そして部活動をとおして七転び(挫折)八起き(挑戦)を繰り返しながらも最終的には成就する逞しさとしなやかさを身につけた生徒の育成を目指していきます。

 つまり先ほども述べましたが、「失敗しない人になるのではなく、成功するまで続けられる人になれ」ということであり、「夢を最後には必ず成し遂げろ」ということです。

 ここには、最後には「ハッピーエンド」を迎えられるように取り組むということも含まれていま

す。

 私たち教職員は、この重点目標を合い言葉として、生徒に豊かな心と健やかな身体、そして確かな学力を身につけさせ、知識基盤社会の中でも逞しく生きてゆけるようチーム山西として全力で取り組んでいきます。

 本校教育の推進、子ども達の健全な育成には、学校と家庭・保護者の協力と、さらには地域の方々の支援はなくてはならないものです。

 学校・家庭・地域の連携を基盤とし、最後には「山崎西中学校で良かった」と言っていただけるよう精進して参りますので、本校教育にどうかご協力を賜りますようお願いし、新年度のご挨拶とさせていただきます。

 

 

   平成31年4月      

宍粟市立山崎西中学校 

校長  森 脇 圭 吾



 
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