第2学期終業式
式辞
2学期を振り返るにあたり、体育祭や文化祭を詠んだ短歌を紹介します。
まず体育祭から
「大縄で 全員一緒に跳べたこと 心が一つに かさなった夏」
「先輩と 歩く最後の部行進 背中がとても 大きく見えた」
「ユニホーム これで着るのはもう最後 それを思うと 少し 寂しい」
次は文化祭
「舞台上 ライトが当たるその顔に みんなの決意 強く感じる」
「歌声と ピアノの音が響き合う 一つになった みんなの心」
「ホール中 最高ののび響き渡る 心の中で ガッツポーズ」
どの作品も、体育祭や文化祭に一所懸命取り組む生徒の姿や心情を表現した素晴らしい作品です。
また、保護者からは次のような感想も寄せられています。
「太陽より熱くなれ」のスローガンどおり、力強く熱い体育祭でした。
一年生には、中学校生活初めてのわくわくした頑張りを、二年生には、友と力を合わせもうひと踏ん張りする力強さを、三年生には、後輩に全力を尽くす後ろ姿をしっかり示す先輩のすばらしさを見せてもらった気がします。
先輩から後輩へ、こうやって西中の伝統が受け継がれて行くんだなと感動と感心の連続でした。
圧巻は学年合唱。部活動なども、この文化祭でみんな引退となり、自分の進路を決めていく時期だろうに、迷いや不安をお互いに吹き飛ばしあい、力強く未来を切り拓こうとしているように伝わってきて、涙があふれました。我が子も来年、先輩たちのようにいい仲間とこんな姿を見せてくれるのかな、また一つ楽しみができました。
保護者の方々からいただいたこれらの素晴らしい評価は、全校生一丸となって創り上げた「体育祭」・「文化祭」の評価に留まらず、充実した日々を過ごす山崎西中で学ぶ生徒一人一人への評価でもあり、温かい応援のメッセージでもあります。
全校生の頑張りに大きな拍手を送りあいましょう。
さて、皆さんが大きく成長し、山崎西中学校の伝統に新たな歴史を刻んだ2学期が、本日をもって終わりとなります。
明日から始まる18日間の冬休みは、年末年始の伝統行事もあり家族団欒の時期ですが、新年の節目の時でもあります。
一年の計は元旦にありと言います。皆さんには、この1年をゆっくり落ち着いて振り返るとともに、新しい年を迎えて、「将来の夢」に思いを馳せながら、その夢実現に向けての「決意」を新たにしてください。
「冬来たりなば 春遠からじ」の言葉通り、休み明けの3学期は、皆さんにとって、桜咲く春に向けての大切な準備期間となります。中でも3年生には、進路に向けた大切な準備期間であることを意識して充実した冬休みを過ごして欲しいと思います。
最後になりましたが、山崎西中学校に学ぶ生徒一人一人の2学期の一所懸命さとその成長に改めて大きな拍手を送るとともに、来る新年、そして1月10日の第3学期始業式を全校生徒が元気にそしてすがすがしい気持ちで迎えられることを祈念して式辞とします。
平成28年12月22日
宍粟市立山崎西中学校
校長 縄手 浩