今日まで88年の神戸小学校の様子を見守ってくれたヒマラヤシーダー。 戦前戦後の大変な時期もずっと見守り続けてきてくれたのです。 たくさんの思いの詰まった木です。 8月23日 午前8時より、伊和神社宮司様にお祓いをしていただき、 伐採作業が始まりました。 長い時を経て大きく育ってきましたが、切られるのはあっという間でした。 9時56分 ドドーンと大きな地響きを立てて倒れました。 離れた所にいましたが、倒れたときの風圧をすごく感じました。 倒れた時に、枯れている部分は折れてしまいました。 もろくなっており、いつ落下してもおかしくない状況でした。 ヒマラヤシーダはなくなりました。
でも、思い出をいっぱい残せたと思います。 例年になく、松ぼっくりがたくさんなりました。 植物は、危機を感じた時、子孫を残そうとして種子をたくさんつけます。 木が弱ってきたこともあったでしょう。 もしかしたら、切られることがわかったのかもしれません。 すごい数の松ぼっくりがなっていました。 職員で、松ぼっくりを拾い集めました。 乾燥させ、シーダーズローズを作ります。 ヒマラヤシーダの歩んできた歴史といっしょに子どもたちに配ります。